ひとのときは、想えない
元婚約者が愛煙していたメビウススーパーライトを寂しくなるたび吸っていたけれど、さっき裏の土手に投げ捨てたった。
二年間、一緒に暮らしたマンションから夜逃げ同然に田舎の実家に引越したけれど、都会で散財した成果達があまりにも多すぎて
せっせと物置部屋の整理整頓をしていたら、たまたま見つけた何年前のものかもわからない線香花火
これがまたサイコーの塩梅で、ここ数日はタバコを吸うよりも線香花火の方に夢中になって、毎晩の楽しみにしちゃってます
綺麗な火の玉になっていたのに、風が吹いて落ちてしまうやつ。
最初から爆発的に火花を散らして、なんだかんだ最後まで綺麗に燃え尽きるやつ。
全然火がつかなくて、マッチ3番目にしてやっと火が付くも全然火花が出ず、終盤で大きな火の玉で落ちて散るやつ。
最近仏教にかぶれてるから、神や仏は人の一生をこういう風に見てくれているのかな〜なんて…アラサーの出戻り無職が神仏を気取ってんじゃねーよっていうね。
そういや元婚約者が「タバコにも味のばらつきがあって面白いんだよ」とか言ってたなぁ
タバコは捨てれたけど、まだ未練すら捨てきれねぇな!